予防歯科

予防歯科とは

予防歯科とは予防歯科とは、歯が痛くなったり歯茎に炎症が起きたりしてから対処するのではなく、歯のトラブルを未然に防ごうという考え方です。歯を失うと口腔機能が低下することで、食生活だけではなく社会生活にまで悪影響が及ぶ可能性があります。

心身の健康を長く保つには、お口の健康を保つことが欠かせません。予防歯科の考え方に基づき、丁寧な歯磨きや定期的なメンテナンスを続けることが大切です。

日本では、まだまだ予防歯科の考え方が浸透しておらず、政府主導で予防歯科を推進するスウェーデンに遅れを取っています。スウェーデンは、19歳までの歯のメンテナンスを無料にすることで、予防歯科の考え方を浸透させることに成功しました。その結果、80歳時点での歯の残存数は平均20本となっています。

虫歯になってから治療するのを繰り返すと、やがて歯を削れる部分がなくなってしまい、抜歯を余儀なくされます。そのため、歯の病気になってから歯科医院に行くのではなく、歯を守るために歯科医院に行くという考え方を身につけることが大切です。

予防歯科のメリット

1.虫歯や歯周病を予防できる可能性が高まる

虫歯や歯周病を予防できる可能性が高まる歯科医院で定期健診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を実現できます。

治療で痛い思いをしたり、歯を失ったりすることもありません。

2.歯の健康を長く保てる

歯の健康を長く保てる一度、失った歯質は二度と元には戻りません。

虫歯の再発を繰り返すことで何度も削ると、やがて削れる歯質がなくなり、抜歯を余儀なくされます。そこで、予防歯科を心がけて定期健診に通うことで、歯を削る量を最小限に抑えられるため、歯の健康を長く保ちやすくなるのです。

3.医療費を抑えられる

医療費を抑えられる虫歯や歯周病が進行すると、長期的な治療が必要になるため、医療費が高くなります。

対して、予防歯科を心がけて虫歯や歯周病を早期発見した場合には、治療期間が長くならないため、医療費を抑えられます。もちろん定期健診には費用がかかりますが、予防歯科を意識することで、生涯でかかる総医療費を抑えられるのです。

予防歯科の取り組み

スケーリング

スケーリングスケーリングとは、歯についた歯石を取り除く処置のことです。歯垢(プラーク)を放置すると、歯磨きでは落とせない歯石に変化します。

歯石の表面はザラついているため、その上に歯垢が付着するという悪循環に陥ります。そのため、スケーリングで歯石を徹底的に取り除いて、清掃しやすい状態に整えることが大切です。

歯磨き指導

歯磨き指導虫歯や歯周病を防ぐには、日々の歯磨きが欠かせません。しかし、磨き方のクセによって磨き残しがあると、歯垢や歯石が溜まってしまいます。

当院では、患者さまのお口の状態や磨き方のクセ、歯並びなどに応じた歯磨き指導を行っております。また、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方もご説明するなど、きめ細かなサポートが可能です。

PMTC(歯のクリーニング)

PMTC(歯のクリーニング)PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科衛生士が専用器具で歯の表面に付着した歯垢や汚れを丁寧に落とす処置です。

歯の表面や歯と歯の間、歯と歯茎の間など、お口の中をすみずみまできれいにできます。
また、歯の表面を磨き上げることで、歯垢が付着しにくい状態に整える効果もあります。

フッ素塗布

フッ素塗布歯の表面にフッ素を塗って歯質を強化し、虫歯リスクを低減する処置です。
お子さまからご高齢の方まで、年齢を問わずに受けていただけます。

シーラント

シーラントシーラントは、食べかすが詰まりやすい奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋めて、虫歯を予防する方法です。

定期検診について

定期健診についてどれだけ丁寧に歯磨きをして、虫歯や歯周病の的確な治療を受けたとしても、定期検診を受けなければ歯の健康を守ることはできません。歯周病は生活習慣も関係している病気のため、定期検診だけではなくご自身による健康ケアも必要です。

定期検診を受けることで、ご自身の歯周病のリスクを把握できるため、より納得した形で生活習慣や歯磨き習慣を見直せます。虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、歯科医院を受診するタイミングが遅れがちです。

いつまでもご自身の歯で噛めるように、症状の有無に関係なく定期検診を受けていただくことをおすすめします。

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