矯正歯科
矯正歯科では、患者さまのご希望や歯並びの状態に適した矯正装置を使用して、歯を理想的な位置に動かす治療を行います。歯並びの見た目や機能性の問題にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
悪い歯並びのリスク
- 歯磨きがすみずみまで届かないことで虫歯や歯周病のリスクが高まる
- よく噛まずに飲み込むことで胃腸に負担がかかる
- 歯と舌の位置が悪くなることで発音が不明瞭になる
- 噛み合わせのバランスが崩れることで顔や身体のゆがみに繋がる
- 顎に大きな負担がかかることで肩こりや頭痛を誘発する場合がある
矯正が必要な歯並び
叢生
顎と歯のバランスが合っていないと、歯がきれいに並ばなくなります。
開咬
前歯で食べものを噛み切れないため、麺類が食べづらくなります。
空隙歯列
歯と顎のバランスが合っていなかったり、もともと歯の本数が不足していたりすると、空隙歯列になります。
上顎前突
顎や歯の位置、大きさなどに問題があると、上顎前突になります。症状がひどいと、口を閉じにくくなり、口の中が乾燥して虫歯や歯周病のリスクが高まります。
下顎前突
上下の骨や歯の位置に問題があると、下顎前突になります。症状がひどいと、咀嚼や発音に支障をきたします。
過蓋咬合
下の前歯で上の歯茎を傷つける場合があります。
安心して矯正治療を受けて頂くために
セファログラムの導入
セファログラムは、矯正歯科用の特別なレントゲンで、上下の顎の大きさやズレ具合、形、歯の傾斜、口元のバランスなどを精密かつ正確に確認できます。
治療前と治療中、治療後に同じ規格で撮影することで、歯の動き具合や顎骨の変化の比較が可能です。
歯科用CT
歯科用CTは、従来のレントゲンでは把握できなかった顎の骨の形や大きさ、歯と神経の位置関係、骨の密度などの情報を得られる装置です。立体的な画像で現在の状態を確認できるため、治療の必要性を認識していただきやすいでしょう。
また、従来のCT検査のように、他院で撮影したデータをかかりつけ医の元へ持参するといった手間はかかりません。
矯正装置の種類
表側矯正(ワイヤー矯正)
従来の表側矯正は、矯正装置が目立つために敬遠されがちでしたが、昨今では目立ちにくいワイヤーやブラケットによる口元が気になりにくい矯正治療が可能になっています。
裏側矯正
接客業や営業など、職業の都合で目立つ矯正装置を使用できない方におすすめです。
マウスピース矯正(インビザライン)
マウスピース矯正で使用するマウスピースは透明で目立ちにくいうえに、食事や歯磨きのときは取り外せるため、患者さまの負担が少ない矯正方法です。
矯正治療の流れ
1.初診
矯正治療に関する不明点や疑問点は、お気軽にご相談ください。不安を解消したうえで矯正治療を開始できるように、検査方法や治療法についても詳しく丁寧にお伝えいたします。
2.検査
虫歯や歯周病の検査を行います。状況次第では、矯正治療の前に虫歯や歯周病の治療が必要です。
また、レントゲン撮影や歯型とりなど、矯正治療を始めるための準備を行います。
3.診断・検査結果の説明
また、治療方針や想定される治療期間、治療の流れ、費用なども詳しく丁寧にご説明いたします。ご納得いただいてから治療を開始いたしますので、どのようなことでもお気軽にご質問ください。
4.治療開始
ご自宅では、歯磨きや歯間ブラシでのケアなどを丁寧に行ってください。
5.保定・予後観察・メインテナンス
また、歯並びが整ってからも、虫歯や歯周病を防ぐために丁寧なセルフケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。ご自身の歯を守るためにも、定期的にメンテナンスにお越しください。