子どものマウスピース矯正では、プレオルソとT4Kのいずれかの装置を使用します。プレオルソは歯並びが悪くなっている原因である骨格や口周りの筋肉のバランスを整えます。いずれの矯正装置も日中の1時間と就寝中に装着するだけのため、周りの人の目が気になりません。
マウスピースで改善が期待できる歯並び
- 出っ歯
- でこぼこ
- 受け口
- 開咬
- 深い咬み合わせ
子ども用マウスピース矯正の特徴
痛みが少ない
柔らかいポリウレタン製のため、装着中に痛みがほとんどありません。そのため、嫌がることなく続けていただきやすい装置と言えます。
装着時間が短い
自宅で日中に1時間、寝るときの数時間のみの装着で歯並びの改善が期待できます。周りの人からの目が気にならず、学校の授業にも集中できるでしょう。
自分で取り外しできる
食事や歯磨きの際に取り外せるため、普段どおりに生活できます。
通院回数が少ない
通院回数や頻度が少ないため、時間的・精神的にも楽に治療を受けていただけます。
お口のトレーニング付き
成長期に後戻りしないように簡単なトレーニングを行います。
子どものマウスピース矯正のメリット
鼻呼吸を促せる
近年、口呼吸の子どもが増加傾向にあるといわれています。これは、柔らかい食べ物を食べることで咀嚼回数や顎への刺激が減り、口周りの筋肉が落ちたことが原因とされています。マウスピースを装着すると、口周りの筋肉を鍛えられるため、結果的に鼻呼吸を促すことができます。また、就寝時に装着する際は口をテープで留めることも鼻呼吸への切り替えを促せる理由です。
骨格を正常に近づけられる
舌が正しい位置におさまるように促すとともに、頬の筋肉を鍛えられます。そのため、顎の骨格が正常な状態へと近づきます。
むし歯になりにくい
寝る前にフッ素入り歯磨き粉で歯磨きをしてからマウスピースを装着すると、フッ素が留まることでむし歯のリスクを抑えられます。
指しゃぶりを改善しやすくなる
マウスピースを使用すると、口の中に指が入らないため、指しゃぶりをやめるきっかけになる可能性があります。
使用できる年齢
3~5歳では、主に受け口の改善を目的に使用します。また、6~10歳頃では、歯と歯の間が狭くて、永久歯がきれいに並ばない可能性が高いと考えられる場合に開始した方がよいでしょう。